第301話嫉妬と欠点の発見

「カリスタ、見て! 本当に来たわ!」

ゾーイはエミリーとカイアを指さし、正義感に燃えた憤りをにじませながらカリスタに告げた。

彼女がエミリーに気づいたのは、さっきまで話していた連中が、突然入口のほうを驚いた顔で見やったからだ。

ゾーイは眉をひそめ、つられて視線の先――扉へ目を向けると、すぐに二人の姿が目に入った。

最初は、皆が入口を見てざわつくのも大して気にしていなかった。だが今は、胸の奥から一気に怒りが燃え上がる。

近くにいた者たちでさえそれに気づき、反射的に彼女から距離を取ったほどだ。

ゾーイは遅ればせながら表情を抑えたものの、わざわざ愛想よく説明してやる気など起きない。さっさ...

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